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2022年 04月 06日
応募者のためのナルティスツアー2022 vol.6


こんにちは! ライターの宮本です。

vol.6となる今回は、ナルティスでも一番社歴の長い社員・原口恵理さんにお話を伺います。

ナルティス唯一の新卒入社でもある原口さん。デザイナーになった経緯から仕事に込める思いまで深堀していきます。


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現在ナルティスではデザイナー募集中です。>>>募集要項はコチラ>>>

よりナルティスを知っていただくための「応募者のためのナルティスツアー2022」を公開中です。
ぜひご覧ください。
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■今回のインタビューイ

原口恵理さん◎2013年4月入社。大学卒業後、専門学校に進学。新卒でナルティスに入社。

産休育休から復帰後1年。

代表作は『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ/KADOKAWA)、『トクサツガガガ』(丹羽庭/小学館)、

『艦隊のシェフ』([原作)池田邦彦[作画]萩原玲二[監修]藤田昌雄/講談社)、

『ひかるイン・ザ・ライト!』(松田舞/双葉社)など。



Interview
自分色ではなく、作家さんに寄り添った色を出していきたい


新卒で飛び込んだデザインの世界


――原口さんは、現在のナルティスで唯一の新卒採用と聞きました。


そうですね。でも新卒といっても、私一度社会人を経験しているんです。

4年制の大学に入り、広告の営業職を1年やってからデザイナーをやりたいと思って専門学校に入り直したという。


――そこまでしてデザイナーをやりたかったと。


小さい頃から本を読むことと絵を描くことが自分の根幹にありました。

でも、当時自分の周りに美大に行く人も絵を描く人もいなかったので、

自然と将来の夢という範疇からデザイナーは外れていたんですよね。

でも、デザイン学部のある大学に入って、絵やデザインが好きな人たちと関わりながら自分でも制作活動をしていくうちに、

だんだんと自分の中でデザインという仕事が具体的になってきたんです。

気づくのが遅かったのですが、大学の就活のときに初めて「本をデザインする仕事があるんだ!」と知り、

そのときに初めてデザイナーを目指してみようと思ったんです。


――数あるデザイン会社の中からナルティスを選んだのはどうしてですか?


おもしろい本をたくさん手掛けているデザイン会社だなと思っていました。

家にある漫画の奥付を片っ端から見てみたら、ナルティスが手掛けているデザインがいっぱいあったんですよ。

それで受けてみたいなって。

でも、経験者採用しかしていなかったところに、新卒で飛び込んだのは緊張しました。


――えっ、新卒で経験者採用に応募したんですか?


そうなんです。「出すだけ出してみたら?」と友達に背中を押されたのもあり、応募させていただきました。

「とりあえず飛び込んでみよう!」と面接を受けたのですが、面接でbossとマネージャーがすごく話しやすい雰囲気を

作ってくれたことを覚えています。それまでの就活の中で一番話しやすい面接で、全く緊張しなかったんですよね。


――それで見事合格したのですね!


はい、ありがたいことに。

今だから言えることなのですが、実はナルティスの最終面接の段階で、別の広告会社の内定をもらっていたんです。

直前になって、自分が本当にやりたいのは「広告か?それとも本か?」ということを考えたときに、

「やっぱり本だ!」と思ってナルティスの面接を受けにいったのを覚えています。


――やっぱり本だと思った理由は?


小さい頃から本当に本が好きだったので、最後はその気持ちでしたね。

自分のこれからの人生を考えた時に本という媒体が自分のやりたいことだな、と。


――応募時に提出した原口さんのポートフォリオを見せてください。


今見ると滅茶苦茶なんですけど…(笑)。

これは、坂口安吾をテーマにして作ったZINEです。

文芸作品を題材にしてそこから二次創作をするという活動をしていました。

こちらは学生時代に作った作品をまとめたポートフォリオ。写真やグラフィックなど、まんべんなく載せるようにしました。

このときは頑張ったんだと思いますが、今見ると詰めが甘い(笑)


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――今回の募集もポートフォリオ提出が必須となります。ポートフォリオを作る上でのポイントは?


その人の“好き”がわかるようなポートフォリオだといいなって思いますね!

あとは、どうしたら人に気持ちよく見てもらえるかを考えることも大事。

ポートフォリオの細部までこだわっていると、実際の制作物も細部までこだわってるんだろうなって思います。



10年目デザイナーが語る、ロゴと書体の奥深さ


――最近はどんな作品を手がけられているのですか?


最近では、雑誌『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)や『PASH!』(主婦と生活社)の表紙デザインを

やらせていただいています。あとは単行本などの装丁のお仕事も多いですね。

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例えば、こちらの『ゴゴゴゴーゴーゴースト』(蛭塚 都/KADOKAWA)は今年の1月に出た本なのですが、

作家さんから「こういうイメージです」とご要望があった方向とは別の方向で提案したロゴがぴったりとはまり、

採用していただきました。


――わっ、このロゴの「ゴ」って原口さんの手描きなのですね!


そうなんです。こうやって書き殴った感じもいいなと思ってたくさんノートに試し書きしていました。

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――ノートにロゴ案などを書かれているのですね。


そうですね。色んなものを書き込んでいる打ち合わせノートというかんじです。

ロゴ制作では、まずノートに書いてだいたいの形を決め、それをスキャンしてIllustrator上で調整していくことが私は多いです。

『ゴゴゴゴーゴーゴースト』(蛭塚 都/KADOKAWA)を読ませていただいたとき、躍動感や疾走感のある作品だなと感じたので、

サイケデリックな感じで攻めてみようと思って作成しました。


――毎回作品を読んでからデザインされるのでしょうか?


読みますね。

読み切り作品などでは、原稿がまだ上がっていない状態でデザインすることもあるのですが、

単行本や新連載作品はだいたい事前に読ませていただいています。

時代性やストーリー性、登場人物の性格や作品全体の雰囲気は読んでみるとより理解できます。

読んだら、「この作品タイトルには、どんなロゴや書体が合うのかな?」というのを考えますね。


――作品タイトルはロゴの場合と書体の場合があると思うのですが、原口さんはどちらのほうが多いのでしょうか?


作品の雰囲気にもよりますが、私はロゴをイチから作るほうが多いかもしれません。

この『怪異と乙女と神隠し』(ぬじま/小学館)は登場人物の目がぐるぐるっと渦巻き模様になっていたのが印象的だったので

それを取り入れたのと、作品全体から伝わる怪しさを表現したいと思って制作したロゴです。




ロゴ制作の醍醐味は、自分なりの作品の良さを出せるところだと思っています。

最近ではbossに「ぐっち(原口の愛称)はロゴの人だね!」と言っていただけるようになり、

身に余る思いですが、これからも極めていきたいなと思っています。




――ロゴの人!

   映画化も決まった『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ/KADOKAWA)のロゴはどのように作られたのでしょうか?


『マイ・ブロークン・マリコ』(平庫ワカ/KADOKAWA)は、激情型の熱い強い想いで駆け抜けるストーリーだったので

最初は太めの書き殴ったようなロゴを考えたのですが、いろいろな手書き文字のパターンを出してここに落ち着きました。

でも、主人公の寂しさとか繊細さが出たこの細めの書き文字で良かったのかなと思っています。

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――“自分のデザイン”として必ずこだわっているところはありますか?


どちらかというと、自分の色は出せなくてもいいのかなと思っています。

デザイナーさんによっては、その人らしさがデザインに出て「あの人がデザインした本だ!」とわかったりするのですが、

私は毎回その作品に合うデザインをしていきたい。

自分色ではなくて作家さんに寄り添った色を出していきたいなと思っています。


――なるほど。作品ファーストということなのですね。


作品が色んな人の目に止まって、その作品を彩る一部になれるということは、この仕事の醍醐味だと思います。

例えば書体ひとつとっても、作家さんの名前を明朝体にするのか、それとも太いゴシック体にするのかで印象は全く変わってきます。

書体をはじめ、私のひとつひとつの選択が、作品の持つ空気感を形作る一部になるので、

その責任感や重大さを毎回感じることは大変でもあり、やりがいでもありますよね!


――たしかに、書体が違うだけで作品の雰囲気はガラッと変わりますね。


例えば、戦時中の厨房をテーマにした『艦隊のシェフ』([原作)池田邦彦[作画]萩原玲二[監修]藤田昌雄/講談社)は、

最初にロゴ案と書体案を両方提出したのですが、最終的に書体案が採用されました。

やっぱり戦時中の真面目で実直なイメージは、明朝案の書体案のほうが合ったのかもしれないですね。

書体には書体の完成された美しさがありますから。

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――原口さん、もしかして書体にもかなりのこだわりをお持ちだったり…?


書体にこだわるのは、もしかしたらboss譲りかもしれませんね。

bossにずっと言われてきたことでもあったので…。

bossは書体の人という感じで、その作品にピタッとハマった書体を見つけるのが本当にうまいんですよ。

そういえば、昔、『小光先生の次回作にご期待ください。』(水口尚樹/小学館)の巻数表記の数字を

「なんでこの書体にしたの?」とbossに聞かれたことがありましたね。

これは、漫画家をモチーフにした作品だったので、「FOTComic Shop」というフォント名の書体を選んだんです。

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――テーマにちなんだ書体をチョイスしたのですね、おもしろい!


bossに言われた思い出でいえば、この『盤上のポラリス』([原作]木口糧[漫画]若林卓宏/講談社)という作品も、

bossに「もっとケレン味を!」と言われたこともありました。


――ケレン味とは?


はったりやごまかしを効かせた演出のことをいうんですけど、bossが言うのはちょっと遊び心を入れたり、

型にはまらない感じをもっと出して、ということです。

昔からbossには「ケレン味が大事だよ!」を言われ続けていて、このときは、本の背のデザインをチェス盤をイメージしたデザインにしたり、

表紙にも枠を設けてみたりしました。bossに教えていただいたことは山ほどありますね。

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本記事の後編では、ナルティスで初めて産休・育休を取得した経緯についても伺っていきます。


ナルティスではデザイナーを募集しております。

この後も「応募者のためのナルティスツアー2022」は続きますのでお楽しみに!!


デザイナー募集要項はコチラからご覧ください。






by nar_boss | 2022-04-06 12:40 | 応募者のためのナルティスツアー2022
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