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2022年 03月 28日
応募者のためのナルティスツアー2022 vol.5

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こんにちは! ライターの宮本です。

入社7年目の井上さん、3年目の尾関さんへのインタビューの後編をお届けします。

今回は、お二人の経歴なども交えながらナルティスに応募したきっかけなどについてたっぷり伺っていきます。


>>>【前編】未読の方はコチラからどうぞ>>>


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現在ナルティスではデザイナー募集中です。>>>募集要項はコチラ>>>

よりナルティスを知っていただくための「応募者のためのナルティスツアー2022」を公開中です。
ぜひご覧ください。
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■今回のインタビューイ

井上愛理さん◎2016年4月入社。3年間百貨店のインハウスデザイナーとして勤務後、ナルティス入社。

代表作は『刷ったもんだ!』(講談社)『キューライスのシンデレラ』(パルコ出版)『みにあまる彼氏』(集英社)、

雑誌『モーニング・ツー』(講談社)『ちゃお』(小学館)表紙など。装丁の他、グッズデザインも多く手がけている。


尾関莉子さん◎2020年1月入社。3年間印刷会社でパッケージなどのデザインに携わったのち、ナルティス入社。

代表作は『冴えない君は僕のヒーロー』(オーバーラップ)『魔法少女全員おじさん』(KADOKAWA)。




Interview
自信がなくても、“好き”ならばやっていける

名前が載る仕事の責任感と緊張感


――ナルティスに応募したきっかけを教えてください。


尾関 通っていた大学のゼミに、bossがゲスト講師として来てくださったことがあったんです。

    元々漫画好きだったこともあり、「ここで漫画のデザインがやりたい!」と思いました。

    でも、ナルティスは新卒の採用をしていなくて…。

    当時居合わせたナルティスの先輩に「他の業界のデザインも経験したみたら?」とアドバイスされたこともあり、

    一度別の会社を経てナルティスに入社しました。


――入社する前からbossのこと、ご存知だったのですね!


尾関 そうなんです!

    bossの講義を聞いて、デザインに対する姿勢やデザインの作り方を素晴らしいと感じたんですよね。

    あとは正直デザイン事務所って怖いイメージがあったのですが、bossの人柄だったら大丈夫じゃないかなという

    安心感がありました。ブログを見ていても悪い会社じゃないだろうって。


――井上さんはいかがですか?


井上 私は前職が百貨店のインハウスデザイナーだったのですが、たまたま漫画関連のお仕事をする機会があり、

    こういうのを一生できる会社はないものかと「漫画 デザイン」で検索をかけてナルティスに出会いました。

    魅力的に思ったのは、デザイナーがひとりひとりちゃんと名前を出して活動をしているところでしたね。


尾関 わかります!ナルティスは、一人のデザイナーとして見てくれるし、自分の責任で仕事をしている感覚があります。


――前職はどんな感じでお仕事されていたのですか?


尾関 前の会社ではお客さんの顔も全然見たことがなくて、「一体誰と仕事しているんだろう…」みたいに思うこともあったんです。

    パッケージデザインの会社だったのですが個人で指名されることもなければ、名前が載ることもない。

    でも、ナルティスに来てからは担当さんや作家さんと一緒に作っている実感もあるし、

    名前が載るというのもやりがいにつながっています。


井上 私も前職では名前が載ることはなかったので、初めて奥付に名前が載ったときは、めっちゃうれしかったですね。

    でも、本って半永久的に残るものだからそこに名前が載るというのは、かなり緊張感があるというか。結構ヒヤヒヤです…。

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△井上がはじめて単独で装丁を担当した『めしねこ 大江戸食楽猫物語』(木村わさび/講談社 月刊少年マガジンコミックス)


尾関 責任を感じますよね。私も初めて名前が載ったときは「自分の名前だ…」と不思議な感覚でした。

    自分のデザインをいいなと思って選んでいただいたのに、イマイチなものを作ってしまったら

    「この人こういうものしかできないんだ」って思われちゃうし、作家さんが命をかけて作ってこの本で生活をしていると思うと

    「やるからには売らないと!」という使命感もあります。

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△尾関がはじめて単独で装丁を担当した『魔法少女全員おじさん』(諏訪符馬/KADOKAWA ヒューコミックス)



――たしかに、その装丁で売れるかどうかが左右されるといっても過言ではないですもんね。


尾関 そうなんですよ。美大卒なのでイラストレーターの友達もいるのですが、やっぱりこれで食べていこうとするというのは

    ものすごい覚悟あってこそだと思うんです。そういうことを踏まえると、デザインでないがしろにしちゃうと、その人の想いとか

    その人の人生とか棒に振ってしまうような気がしていて。身が引き締まりますね。




応募時は、個性的なポートフォリオで勝負!



――お二人のポートフォリオを見せてください! 井上さんのポートフォリオは…もふもふ!?


井上 これはファイルの間にもふもふの布を無理矢理縫い付けまして(笑)。

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――すごい手が込んでいる…! 中身はどうなっているのですか?


井上 ここでは中身をお見せできないのですが、できるだけ前職で作った作品の現物を挟むということを意識して

    ポートフォリオを作りました。パンフレットやカタログを作ることが多かったので、可能な限りそのまま入れるという感じです。

    顔はめパネルも作ったことがあるのですが、当然これも現物では持ってこられないので…(笑)。

    小さく印刷して、それに合わせて自分の写真を入れて「こういうことです!!」というのを見せたりとか。


――これはイメージが湧きますね! 尾関さんのポートフォリオは?


尾関 私は、前職で大きなプロジェクトに携わっていたことがなかったので、ポートフォリオに自信がなくて。

    応募時はそこが一番不安でしたね。だから、1冊の雑誌風にして、全体を通しての流れで勝負したというかんじです。

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――すごい! 雑誌みたいになっていますね。1ページずつ内容がガラッと違う。


尾関 1冊を通して読んで「ああ、なんか楽しかった!」って思ってもらえるようなポートフォリオを目指しました。

    全ページ作品が違って、自主制作したイベントのフライヤーなどを写真に撮って広告風に見せたりしています。

    自分の好きなものが伝わるように、いろんなことができますよっていうアピールポイントをここに詰め込みました。

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スピードも重視されるデザインの仕事



――これまででいちばんつらかったことはどんなことでしょうか?


尾関 案件が重なりすぎて、どう考えても終わらない…っていうときに発熱したことです。

    初めて知恵熱って出るんだって思いましたね(笑)。なんとか気合で乗り切ったのですが、そういうときに限ってミスも重なるし、

    熱も上がるし、もうわーってなっちゃって…。


――どうにか乗り越えられてよかった…。井上さんはいかがですか?


井上 私は、入社して2年間『ホイッスル!』のグッズ制作をしていたことですね。最初はグッズ制作だけに集中できていたのですが、

    2年目以降だんだんと装丁のお仕事もいただけるようになってきて、もうあっぷあっぷという感じになって…。

    でも尾関が手伝ってくれるようになったのでだいぶ助かっています。



――尾関さんが入られてやっぱり変わりました?


井上 もうほんとに! ずっとひとりでやっていたので、居てくれてめちゃくちゃ頼もしいです。

    厳しめなスケジュールの中でも冷静に進行してくれるところを信頼しています。


尾関 そういってもらえるとありがたいです。井上さんってめちゃくちゃ仕事が早いんですよ。早い上に、クオリティが高い。

    同じ案件ではよくメールのCCに入れてもらうのですが、「え? もうデザイン出しちゃったの?」とびっくりすることもしょっちゅうです(笑)。

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――デザインの仕事をする上で“早い”というのは、やっぱり大事ですか?


尾関 大事です! 私は優柔不断なので、「どっちの色がいいんだ?」と悩んでしまったりするんですけど、

    井上さんはそこをぱっと決められる。「こっちがいい!」と決断できるのは才能な気がして。

    自分を信じられる判断力というか…。勉強になります。


――おふたりともナイスなチームワークですね!

   ちなみになのですが、普段だいたいどんなスピード感で案件をこなしてらっしゃるのでしょうか?


尾関 私は入社が浅いので少ないのですが、だいたい10件ほど抱えていて、その中で動いているものがあったり、

    止まっているものがあったりという感じですね。忙しいですが、全部大切な作家さんの案件なので、ないがしろにはできません。


井上 抱えている案件の数にもよりますが、ひとつのデザインあたり最短1日で考えなきゃいけないときもあります。

    他の仕事との兼ね合いの中でやっているとそのくらいのスピード感で出さないと間に合わないという…。


尾関 でも実際それくらいな気がします。クリアファイルひとつに3日はかけられない(笑)。


――結構タイトなのですね。瞬発力が試されそう…。


井上 グッズ制作のスパンでいうと、最初に話をいただいたところから2~3カ月くらいですべて作り上げます。

    ひとつひとつの制作物でいうと、素材がそろってから入稿まで1週間なかったりする。


尾関 あと、1件1件がバラバラに動いていたりするので、それぞれに対応しながら進めないといけない。

    アクスタは進んでるけど、マグカップは止まっているみたいなことは日常茶飯事です(笑)


――装丁のお仕事とグッズデザインのお仕事の割合ってどれくらいなのですか?


井上 入社してすぐにグッズ制作のお仕事に入ったのでそのときは10割グッズ。

    その後、本の装丁もするようになり、しばらくはグッズと本の装丁が半々くらいでした。

    1年の割合で言うと、年に1回ほど大きなグッズのお仕事をいただける感じです。

    本のお仕事でいうと最近では、『モーニング・ツー』の表紙や『ちゃお』の表紙もやらせていただいています。


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尾関 私は、まだ装丁のお仕事はそこまで多くはないので、雑誌記事のお仕事などをメインでやらせていただいています。

    大きなグッズの案件が来たときに、先輩方のサポートに入る感じです。

    でもそういうのを含めてもグッズ制作と本の制作は半々くらいですかね。



「あなたに頼んでよかった」と言われるデザイナーに



――デザイナーのお仕事を通して、これまでで一番うれしかったことを教えてください。


尾関 雑誌の記事ページのお仕事をひとつひとつ丁寧にやっていたら、

    編集さんから「次の連載、尾関さんにお願いします」と言われたときはうれしかったですね。

    記事の仕事から作品のデザイン担当として指名されるお仕事に繋がるんだっていうのを実感して、

    こういうところから地道に真面目にやっていこうって思いました。


井上 私も「井上さんに頼んでよかったです」と言われたときですかね。

    編集さんや作家さんに言っていただくのももちろんうれしいのですが、実は一度読者の方からお手紙をいただいたことがあって。

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――えーっ! ファンレターですか!?

   “鮮やかなインク使い、ぷっくりとしたUV加工”…かなり装丁について褒めてくださっていますね。


井上 絶版だった本の再編集版の装丁だったのですが、マネージャーが装丁のレポートをブログに上げたのを読んでお手紙をくださって…。

    本当にありがたいです。

>>>WORKS_comic『新装版 錦田警部はどろぼうがお好き』装丁レポ有り!>>>


尾関 装丁の力ってすごいですよね。昔、本のジャケ買いをよくしていたのですが、装丁に引き寄せられることってありますよね。

    たくさん本が並んでいる中で見つけてもらうには、パッと見の印象はデザインにかかっているというか。


――本屋で目を引くデザインというのは実際ありますよね!


尾関 「売り場で見た方がどう思うかな?」というのは、やっぱりデザインする上で考えますよね。

    主役はデザインではなく、あくまでも漫画家さん。私はそのお手伝いをしている感覚なんです。

    「絵がちゃんと活かされたかな」「このデザインにしたからよりよいものになったかな」とか、そういったことはいつも考えるようにしています。




行き詰まったときの解消法


――お仕事で行き詰まったときは、どうしていますか?


井上 稲葉のインタビューでアナログのスクラップブックの話があったと思うのですが、あれのデジタル版を作っていて、

    行き詰まったら見返します。いいなと思ったものを集めていて、それをさらに細分化してカテゴリー分けをしているんです。

    ケーキの画像だけで何万件もあったりして(笑)



尾関 なんでしょうね、私もそういうの探しているんですけどね(笑)。

    でも、行き詰まってわーってなっているときほど頭が切り替わるので、私は切羽詰まっているときほど手を動かせるタイプかもしれないです。

    逆に、納期が長めの案件のときほどずっと行き詰まっちゃってつらいというか。


――短期集中型という感じでしょうか?


尾関 本当に焦っているときは、目の前のことしか考えていないかも。「とりあえずやる!」みたいな。

    どうしてもモチベーションが上がらないときは、好きな音楽聞いたり、笑えるラジオを聞いたりします。

    だんだんしかめっ面になっていくので、笑いがほしいなって。


――井上さんはモチベーションをどう保っていますか?


井上 私は、寝るか、ほかの仕事で気を紛らわしてリフレッシュするか…。

    今まで褒めていただいたメールだったり、読者の方からいただいたお手紙を読み返したりもしますね。

    お手紙は家の一番目立つところに置いています!


――お二人は、これからどういうデザイナーになっていきたいですか?


井上 入社したときから掲げている目標ではあるのですが、漫画だけではなく、そこから派生した媒体のデザインをやれたらいいなと思っています。

    グッズ制作から入った『ホイッスル!』は、そのご縁で新作の装丁をやらせていだたいていて。

    担当した漫画がアニメ化、舞台化、ドラマ化したときも、マルチにデザインでかかわっていけたらなと。


尾関 私は、まだまだデザイナーとして未熟なのですが、自分が担当した作品は、“一番よく見せられるデザイン”にしていきたいなと思っています。

    自分の作ったデザインに自信を持てるようになりたい。これからどんどん学んでいくしかないと思っています。


――最後に、これから応募される方々へのメッセージをお願いします。


井上 前職の広告の現場では「芸能人に会えた!」と喜ぶ人もいたのですが、私は全くピンとこなくて。

    でもお仕事で漫画家さんにお会いしたときは泣くほどうれしかったんですよね。

    「あ、自分はこっちかも!」と思った瞬間でした。

    その直感を頼りにここに来た選択は間違っていなかった。本当に漫画が好きなら、いくらでもやっていけると思います。

    7年目になりますが、辞めたいとは思ったことがなく、ずっと楽しいです。それはきっと漫画が好きという気持ちが揺らがないからかもしれません。


尾関 最初は自信がなかったのですが、ちゃんと受かって今頑張れているので、大丈夫です。

    ナルティスはひとりひとりの人を見てくれる事務所なので、もちろんデザインの力は必要ですが、

    やる気や熱意の自信さえあればやっていけるのではないかなと思います。

    あと、デザイン事務所に怖いイメージを抱かれている方、その気持ちものすごくわかるのですが、「うちは違うよ!」って声を大にして言いたいです!

    わからないことがあってもみなさん丁寧に教えてくれますから。





【終】




ナルティスではデザイナーを募集しております。

この後も「応募者のためのナルティスツアー2022」は続きますのでお楽しみに!!


デザイナー募集要項はコチラからご覧ください。






by nar_boss | 2022-03-28 10:00 | 応募者のためのナルティスツアー2022
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