2013年 03月 18日
『ストーリー311』トークイベントに行ってきました。
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ひうらさとる/上田倫子/うめ/おかざき真里/岡本慶子/さちみりほ
新條まゆ/末次由紀/ななじ眺/東村アキコ/樋口橘
『ストーリー311』
講談社 ワイドKC
3月11日に発売となった『ストーリー311』。
現地で取材した"ストーリー"を漫画にして伝えるプロジェクトです。
テレビなどの報道ではなかなか知ることができないエピソード、そこに住む人たちが描かれています。
この『ストーリー311』の発売を記念して、トークイベントが開催されました。
このプロジェクトの発起人であるひうらさとるさん、岡本慶子さん、さちみりほさん、新條まゆさん、
うめさん(小沢高広さん、妹尾朝子さん)がご登壇され、取材時のお話や感じたことなどを聞きました。
そして『ストーリー311』第1話(末次由紀さん)に登場する、
宮城県南三陸町在住の山口克也さんのお話も聞くことができました。
あの日のこと、そのとき感じたこと、今思えば…というお話を語ってくださいました。
「記憶の中に津波があったことをとどめておいて欲しい。」と山口さん。
(あの日のことは漫画にも描かれているので、ぜひご覧ください。)
わたしたちのあの日とあの日からのこと。
あの日、何がどうなっているのか状況を把握するよりも前に、
「とにかく漫画を出そう!」という版元さんからの連絡が届きました。
そして、わたしたちは黙々とデザインをしました。
漫画を届ける一端にいるわたしたちは、とにかく「漫画を届ける」ことに専念しました。
被災地と呼ばれる地域に住んでいてもいなくても、
何もかもが同じというわけではなくなったかもしれません。
けれど、あれから2年、わたしたちは相変わらず漫画にまみれながらデザインで商売できる、
ありがたい日々を過ごしてきました。
そして今回『ストーリー311』という「漫画で伝える」のをお手伝いをする機会をいただきました。
この本がたくさんたくさん売れるように、たくさんの人に読んでもらえるように、
わたしたちの仕事が役立つことってあるんだなと、少しのうれしさを感じました。
『ストーリー311』をkindleで購入後、いつも見えるところに飾りたいからと、
本も購入してくださったというお話を聞きました。
忘れないために、時々思い出せるように、そんな目印の装丁になっていたならとてもうれしいです。
最後に、『ストーリー311』に関わるきっかけをくださったストーリー311事務局の増賀さん、
Kiss編集部の担当ガワさん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします!!
改めて。
どんどん売れて、たくさんの人に読んでいただけますように。
黄色い表紙、ぜひお手にとって、気が向いたときにページをめくってみてくださいませ。
>>>『ストーリー311』オフィシャルサイト>>>
by nar_boss
| 2013-03-18 18:35
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