2011年 04月 25日
WORKS_comic 『デラシネマ』1巻
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星野泰視
『デラシネマ』 1巻
講談社 モーニングKC
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ごきげんいかがですか?
マネージャー上野です。
モーニングにて連載中の、星野泰視さんによる『デラシネマ』、第1巻が発売となりましたっ!!
舞台は昭和28年、日本映画の黄金時代。
大部屋俳優の宮藤武晴と、フォース助監督の風間俊一郎のふたりが、
日本映画界のてっぺんを目指す物語です。
映画の話を、漫画でやる。
帯コピーにあるように「漫画で、映画だ。」というのが、装丁の大テーマとなりました。
どうすれば映画のダイナミックさを、装丁で表現できるか?
店頭に置かれたときに、どれだけ動いて見えるか?
という視点で、どんなカバー絵を描いていただくかを考えました。
カメラが回り、カチンコが鳴り、俳優が動きだす瞬間。
撮る人、演じる人…撮影に関わるすべての人が息を止め、放つ瞬間。
その瞬間を、それぞれの視点で描いてもらおう、それこそ漫画のコマ表現のなせる技だ!!
そうして、描いていただいた絵がコチラ。
集中線や、台詞、擬音など、漫画ならではの部分も入れていただいています。
それから『デラシネマ』では、
"「作り物」ではない「リアル」な映画づくりを目指す"というのが、
ひとつのテーマになっています。
美しい"活動写真"が良しとされる時代に、「リアル」を目指す宮藤武晴と、風間俊一郎。
実は、1話めにその象徴的なシーンが出てきます。
一点の曇りもない美しいだけのモノはない。
人が生きている場は、人が生きている気配が残るはず。
そんな思いで撮影所の伝統、慣習とぶつかっていく主人公たち。
その象徴的なシーンに触発されたbossは、こっそりと、
カバー絵に"汚し"を入れています。
近くに寄ると…
見えますか…???ちょっとざらついた感じ。
クリーム色だけだとのっぺり見えてしまうところを、少し"汚し"を入れることで、
素材感、立体感が出ています。
カバーの全体像は、こちら、ドドン。
総扉は、カバーにも入っているカメラのマークを使用。
ここにも少しの"汚し"を。
目次も同様に。
昔の映画館のスクリーンのような、ほこりが写り込んでしまっているような、ノイズのある感じに。
そしてそして、カバーを外した本体表紙にはお楽しみが!!
「デラマンガ」として、『デラシネマ』の誕生秘話がマンガで読めます!!
どうやら2巻に続くようです。本編と合わせて楽しみです〜♪
『デラシネマ』は、モーニングにて週刊連載中です。
1巻と合わせて、毎週のお楽しみにぜひ!!
by nar_boss
| 2011-04-25 19:52
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